日本神話(古事記下巻)
下巻
1.仁徳天皇(第16代)と石之日売大后
2.允恭天皇(第19代)軽太子と軽大郎女
3.安康天皇(第20代)弑逆
4.大長谷王の暴虐
5.葛城山の大猪~葛城の一言主神
6.顕宗(第23代)・仁賢(第24代)の物語
7.武烈天皇(第25代)
ーーーーーーーーーーーー
中巻と下巻は、「天皇」関連
中巻は初代~15代天皇まで、下巻は16代~33代までを記している。
ーーーーーーーーーーーー
下巻
下巻は親しみも少ないので、おおまかなザックリ版とします。
ーーーーーーーーーーーー
【仁徳天皇(第16代)と石之日売大后】
仁徳天皇(にんとくてんのう)の大后(おおきさき)・石之日売命(イワノヒメノミコト)はとても嫉妬深かった。天皇は多くの女性を召し上げようとした。天皇とイワノヒメとの色々な話が記されています。
また、仁徳天皇が山に登った際に
どの家からも、 釜戸から煙が上がっていませんでした。国民が食べ物に困ってると気づいて、3年間、税金をやめ、お陰でみんな豊かになりました。
ーーーーーーーーーーーー
【允恭天皇(第19代)軽太子と軽大郎女】
允恭天皇(いんぎょうてんのう)崩御の後、太子軽皇子(カルノミコ)は同母妹の軽大郎女(カルノオオイラツメ)と恋に落ちる。同母兄妹婚を犯し、追い出されます。そして、心中してしまいます。
ーーーーーーーーーーーー
【安康天皇(第20代)弑逆】
安康天皇は、仁徳天皇の御子である大日下王(オオクサカノミコ)を討ち、その妻を自分の后とし、その子目弱王(マヨワノミコ)と共に迎え入れる。マヨワが成長し、実父を殺したのが安康天皇であることを知って、マヨワは安康天皇を殺して仇討ちします。
ーーーーーーーーーーーー
【大長谷王(オオハツセ)の暴虐】
マヨワによって安康天皇が殺害されたことを知った安康天皇の弟オオハツセは、短気で残酷でマヨワや兄たちを打ち殺してしまう。そして、雄略(ゆうりゃく)天皇として即位する。
ーーーーーーーーーーーー
【葛城山の大猪~葛城の一言主神】
雄略(ゆうりゃく)天皇は即位後、葛城(かづらき)山に登った時に、大きなイノシシに襲われて逃げました。
怖すぎて、木の上に逃げ登り助かり、木を称える歌を歌った。
また、自分と全く同じ格好をした
葛城山の神に出会い、天皇は恐縮して拝み、刀・弓・衣服を献上した。
ーーーーーーーーーーーー
【顕宗(けんぞう)(第23代)天皇・仁賢(にんけん)(第24代)の物語】
オオハツセ(雄略天皇)に父を殺害された兄オケと弟ヲケが、逃げのびて、みすぼらしく生きていました。
その後即位した雄略天皇も崩御し、雄略天皇の御子・清寧天皇(せいねいてんのう)が即位したが、この天皇には御子がいなかった。それで、清寧天皇の崩御後に、皇位を継承すべき王を求めるために探していた。
この二人の皇子を探し倭の宮に呼び寄せた。オケとヲケは互いに皇位を譲り合い、その結果、弟のヲケがまず皇位に即くことになった。これが顕宗(けんぞう)天皇である。
その後、オケ(仁賢天皇)が継いだ。
(彼らは日本版のシンデレラボーイといってもよい。)
ーーーーーーーーーーーー
【武烈天皇(第25代)】
オケの子ヲハツセノワカサザキ(武烈天皇)が継いだ。
この天皇には御子がいなかった。したがって天皇崩御後、皇位を継承するものがなかった。そこで、近淡海国(ちかつおうみのくに)(今の滋賀県)から上らせて、仁賢(にんけん)天皇の皇女である手白髪命(たしらかのみこと)と結婚させて、天下を授けた。これが第26代の継体(けいたい)天皇である。
その後、色んな天皇と続き・・・
推古(すいこ)天皇代の記述をもって
『古事記』は終わっている。
ーーーーーーーーーーーー
推古天皇は、日本の第33代天皇。 日本史上最初の女性天皇で、聖徳太子の叔母。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ちなみに、今の天皇は
第126代  徳仁(なるひと)天皇
inserted by FC2 system