将棋の豆知識  👺🏯銀閣寺
将棋の起源】【御城将棋とは
タイトル戦持駒の再使用
駒には玉と王がある
将棋界のプロの棋士とは
将棋といえば何県何市?
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【将棋の起源(ルーツ)】
将棋の起源は、諸説ありますが、紀元前2000年ごろの古代インドのゲーム「チャトランガ」で、そこから西洋にはチェス、中国にはシャンチー、朝鮮半島にはチャンギ、タイにはマークルック、そして日本には将棋と伝わったとされています。
日本に伝わった時期も、6~11世紀とされていて、将棋が戦国時代末期までにある程度普及していたことは、当時の日記などから伺えるそうです。
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【御城(おしろ)将棋とは】
御城将棋とは、江戸時代に江戸城の御黒書院(おんくろしょいん)で、徳川将軍の御前で年に1回行われた対局のこと。 17世紀から行われていたが、しばらくの間は対局日が年によってまちまちだった。 八代将軍徳川吉宗の時代(1716年)になって、御城将棋の式日が11月17日と定められた。そこから、この日が将棋の日となりました。
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【タイトル戦】
将棋界には全部で8つのタイトルがあります。
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【名称】     創立年   現タイトル者
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【名人戦 】1935年  藤井聡太←2023年
江戸時代の名人は将棋指しの家元の第一人者が名乗った称号
今はA級順位戦優勝者が挑戦できる
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【竜王戦 】1988年  藤井聡太
前身の十段戦は1962年~
さらに前身の九段戦は1950年~
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【王位戦 】1960年  藤井聡太
前身の早指し王位戦は1954年~
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【王将戦 】1950年  藤井聡太
1951年タイトル戦に格上
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【王座戦 】1953年  永瀬拓矢
1983年タイトル戦に格上
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【棋聖戦 】1962年  藤井聡太
前身の早指し王位戦は1954年~
1962年王位戦離脱し棋聖戦開始
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【棋王戦 】1974年  藤井聡太
1975年タイトル戦に格上
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【叡王戦】 2015年  藤井聡太
2017年タイトル戦に格上
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【持駒の再使用】
将棋では、相手から取った駒を自分の駒として使用することができます。持ち駒を再使用するルールです。
このルールは世界には存在しなくて、日本の将棋だけのものです。
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【駒には玉と王がある】
将棋の駒は両者同じ駒を使用して対局しますが…💬
「玉将」と「王将」の駒だけは違います。
「王将は上位者が使用、玉将は下位者が使用」が一般的らしい。
🟰🟰🟰🗯️
なぜ、玉と王があるのでしょうか?
元々は「玉将」しかなく、「玉」から点を取ったのが「王将」である。
王将が生まれた由来は不明だが、「玉」と「王」の字が似ているため一方を「王」にしたとする説や、豊臣秀吉が「王でないと気に入らない」「王は一人でよい」と言って一方の点を取ったなど諸説あるそうです。
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【将棋界のプロの棋士とは】
プロの世界には、現役・引退あわせて230名(現役170人程)を超える棋士がいる。
女性でも棋士になることは可能です。また別に、女性のみで構成された女流棋士という制度もある。
棋士になるには、奨励会という棋士養成機関に入ります。
奨励会には一定以下の年齢で、棋士の推薦を受けた人のみが受験できる。
奨励会は6級から三段まであり、成績によって、6級→5級・・・1級→初段→二段→三段と昇っていく。
三段になると、年に2回の三段リーグを行い、原則としてそこでの上位2名が四段となります。
四段から正式な棋士となり、プロの将棋士として認められます。
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【将棋といえば何県何市?】
将棋に欠かせない将棋駒は、山形県天童市が生産量⽇本⼀です。日本で作られる将棋駒の【約9割】が天童市で生産されているそうです。 その歴史は江戸時代後期にまで遡ります。 生活の困窮に直面していた藩士の救済として、当時の天童織田藩の吉田大八が将棋駒の製作を藩士に奨励したことがきっかけでした。
天童では、⻯王戦や名人戦などのプロ棋士のタイトル戦が毎年のように⾏われ、幾多の名勝負が 生まれています。 毎年4月には、人間が駒となっての「人間将棋」が⾏われ、県内外からの多くの観光客で 賑わいます。
また、天童は将棋ファンが訪れる聖地で、将棋駒をモチーフにしたデザインが、歩道・足湯・マンホール・橋などあちらこちらに見られます。
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