カッときたときの気分転換のコツ 「人を泥棒扱いしないでよ!」と言いたくなるが、言ったら余計興奮させてしまう。「頭の中で数を数えてみる」「手をグーパーしてみる」「何かをじっと観察する」「とりあえず手を洗う」など、怒りから一時的に意識をそらすーーーーーーーーーーーー基本的な症状や対応法は勉強すれば理解できますが、実際の場面では冷静に対応できることばかりではないでしょう。本人の言葉を否定しないようにと頭では理解していても、盗まれたと疑いをかけられれば、つい否定したくなることもあります。それがかえって本人を興奮させてしまい、さらに対応を難しくしてしまうこともあります。 ここで否定してはいけないとわかっているのに「人を泥棒扱いしないでよ!」と言いたくなったり、冷静に対応できなかったことを責めてしまったりするかもしれません。 以前のコラムで、カッとなった時にほんの数秒間意識をそらして冷静さを取り戻す方法を紹介しました。例えば、「頭の中で数を数えてみる」「手をグーパーしてみる」「何かをじっと観察する」「とりあえず手を洗う」など、怒りから一時的に意識をそらすというものです。▽イライラからほんの数秒意識をそらそう「わかっているのに、ついカッとなる」といったイライラについては、こうした方法のうち身体を動かすことで、自分の感情を受け流す方法を準備しておくのがおすすめです。その場を離れられる状況なら、買い物にでるなど歩いたり自転車に乗ったりと軽く身体を動かすことで気分転換してみるのも良いでしょう。家にいるなら、小さい範囲を決めて掃除をする、シンクを磨き上げるなど、黙々と単純作業で手を動かすような家事に集中するのも一つの手です。 特別な方法ではなく、普段からやっていることや日常のなかで対処できることをストックしておきましょう。

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